13.スピーキングに英文法をどう生かすのか Part.1
文法は英会話に必要なのか
一時期、英会話スクールでは英文法の話はタブーでした。
現場で働いていた私の証言です。
「会話はコミュニケーションを通して身につけるべきであり、学校のような英文法を
勉強するべきではない」というのが当時の風潮でした。
結果、日本語でもわからないような英文法を英語で説明するようにしたり、シチュエーションを
通して、いくつかの例文を挙げて、時間をかけて英文法を理解させるという結果になりました。
どっちにしろ英文法は必要になってしまうのにわざわざ時間がかかる方法で英文法を
教えていたわけです。
でも、この英文法を遠ざけていたのは誰でもない、スクールに通っていらっしゃった
生徒の皆さんでした。
英文法の話をしていては、生徒が集まらないのです。
どこかの大手校が「コミュニケーションを通して・・・。」とやり始めてから、
この傾向が出てきたように思えます。
結局、将来的には、というより最初の段階から文法は必要であるはずなのに、それが
遠ざけられ、わざわざ時間がかかる導入方法で導入されることになった。
これが英会話スクールの進度が遅い原因でもあります。
新しい知識が入ってくるスピードが遅いのですから、その分、話せる範囲が
広がるスピードも遅くなるのです。
結論から言えば、コミュニケーションである「英会話」でも英文法は
必要です。
でも、学校であれだけ勉強したはずなのにその英文法が使えない・・・。
どうしてなんでしょうか?
学校で勉強した英文法に問題があるのか?
特に学校での英文法は悪者にされています。
ただ、実際に英語を使い、コミュニケーションをしているものから見れば、
一部を除いて学校で勉強した文法の知識というのは必要なものばかりです。
確かに自分が会話の中で使うものは30〜40%なのかもしれません。
でも、相手がネイティブ・スピーカーであれば、どのような文法項目を
使ってくるのかわからないのです。
文法の知識がない状態で、英文を単語を追っていくだけで読めば、
誤読の可能性は高くなります。
それは会話でも一緒です。
会話では、相手が口から発した「英文」を音声を通して理解している
だけなのです。
ということは相手の言うことを誤解する可能性もあるということです。
コミュニケーションである「英会話」といえども英文法は必要です。
なので、英会話スクールに行こうと思っていらっしゃる方は、今すぐに
ではなくても、英文法を勉強する必要があるのだと理解しておいて
ほしいのです。
大学受験のような本格的なものでなくてもいいでしょう。 でも、
文の構造にかかわるようなものは押えておく必要があります。
そして、結果としてどこを見ても英語がきちんと話せる人は、
このような勉強をきちんとしている人です。
これは私が言っているだけではなく、私に相談してこられた
方が実感なさっていることなのです。
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